親御さんから相続した不動産を売却したい方に向けて、不動産相続についてご紹介します。
不動産を相続するか、所有しておくか迷っている方もぜひ検討してみてくださいね。
不動産相続の際に売却を検討している場合、相場はどう決まるのか、決め方を解説していきます。
また相場を調べる方法や、相場を調べるメリットも見ていきましょう。
これから相続を迎える方も、直前になって慌てることのないように調べておきましょう。
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弊社へのお問い合わせはこちら不動産相続で売却したい場合相場はどうやって決まる?決め方も
親御さんから相続した不動産をお持ちの方にとって、売却の相場を知るのは大切なことです。
似たような不動産の価格を参考にする決め方
相場の決め方は、過去の売却価格をもとに決められることが多くなっています。
立地や間取りなどといった条件が似ている不動産が、過去にどれくらいの価格で売却されているかによって相場も決められます。
このように過去に売却された価格を、実勢価格といい相場の決め方の重要なポイントになっています。
売却するときの経済状況によって変わる決め方
実勢価格だけではなく、そのときの経済状況も関わっていることに注意が必要です。
株価が上がり景気が良いときは、不動産価格も上がりますし、下がっているときは価格も下がります。
低金利になっているときは、不動産を売却する人が増えて価格が下がってしまうこともあります。
特定の地域は注意しておきたい!価格が上がる可能性も
特定の地域にはなりますが、特別な状況によって価格が上がることもあり得ます。
たとえば不動産相続した地域が再開発をおこなうなど、特別なことがあると価格も上がります。
再開発などといった予定がないかどうか、事前に調べておく良いでしょう。
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不動産相続で売却したい!相場を調べる方法とは?
売却を検討している方は、自分で相場を調べてみましょう。
似ている物件と照らし合わせる
手軽な方法としては所有している不動産と、似ている物件を探すことです。
そのときにチェックしたいポイントとして、地域、駅からの距離、広さや間取り、築年数が似ている物件を探します。
似ている物件の相場がわかれば、同じくらいの相場と予想できます。
インターネットのサイトを活用する
詳しく知りたいという方は、土地総合情報システムやレインズ・マーケット・インフォメーションなどを活用してみましょう。
土地総合情報システムは、国土交通省が公開しており、過去の不動産売買の情報が見られます。
なるべく直近で似ている物件の事例を見ることで、より詳しい相場を知れるでしょう。
単価が出てくるので、お持ちの不動産の面積と合うように計算して相場を出すというところに注意してください。
レインズ・マーケット・インフォメーションは、成約価格に基づいたデータがチェックできます。
このサイトでは成約価格がわかるので、実際に売却できる価格に近いものがわかります。
売り出し価格を調べる方法
売り出し価格から調べる方法もあります。
ただしこれは売り出し時の価格なので、実際にはもっと低くなるということに注意は必要です。
評価額から調べる方法
土地の評価額がわかると、だいたいの相場を調べられます。
評価額には種類があり、相場を知るためには実勢価格を知るのが良い方法ですが、公開されているデータが少ないという現状です。
そのため路線価や固定資産税評価額、地価公示価格から調べる方法があります。
路線価から調べる方法は、国税庁が公開する路線価を検索します。
1㎡あたりの土地相場=(路線価÷0.8)÷0.95
で計算できます。
固定資産税評価額から調べる方法は、固定資産税納税通知書を見てみましょう。
土地相場=固定資産税評価額÷0.7
で計算できます。
地価公示価格は国土交通省が毎年1回発表しているもので、実勢価格に近いのでより詳しい相場を知れるでしょう。
国土交通省のホームページから見られるので、調べてみましょう。
また基準地価も同じように、精度が高く参考になる価格です。
こちらも国土交通省のホームページから検索できるので、調べてみましょう。
公開される日付が1月と7月なので、調べるときの日付によって使い分けると良いでしょう。
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不動産相続で売却するときは相場を知るべき?メリットとは?
不動産相続で売却を検討している方は、相場を知っておくとメリットが多く得られます。
売却が短期間で有利に進められるというメリット
不動産の相場を知っておくと、売却のときに有利になるというメリットがあります。
その理由として、相場を知ると売り出し価格の決めやすくなることが挙げられます。
適正な売り出し価格に設定しておくことで、スケジュールにも無駄がなく買い手がつきます。
安すぎても損してしまいますし、高すぎても買い手がつかず、交渉に時間がかかってしまうこともあるからです。
売却後の計画も立てやすいというメリット
ほかにもどれくらいで売却できるかがわかると、税金の計算もしやすくなります。
相続には税金がかかるので、あらかじめどれくらいの価格で売却できるかを知れると税金の支払いも見当がつきます。
売却したあとにも税金の支払いがあることを頭に入れて、計画を立てるようにしましょう。
交渉を受けるときに安心できるというメリット
適正な相場がわかっていれば、大幅な値下げなどを頼んでくる人にしっかりとした対応ができます。
これくらいの価格で売却したいという計画も立てておくと、高く売却できる傾向にあります。
不動産相続で売却を検討している方が注意しておくべきこととは?
売却するときは、計画を立てて進めますが、必ずしもその通りに進めるとは限りません。
売り出し価格はあくまでも希望であり、実際に売却できる価格とは差が出ることも頭に入れておきましょう。
特に相続で税金の支払いがある場合は、多めに見積もってしまうと支払いが負担になることもあります。
スケジュールに関しても、すぐに売却が難しいこともあるので注意しましょう。
不動産は所有していると固定資産税などがかかりますし、古くなっていくと修繕なども必要です。
希望の金額を満たすことも重要ですが、スケジュールに期限を設けておくことも大切です。
またスケジュールの計画を立てるときは、余裕を持っておくと安心です。
今回ご紹介した不動産の相場を自分で調べる方法は、あくまでも予想であるため、実際の価格とは大きく変わってしまうこともあり得ます。
実際に査定を受けて出た価格を参考に、計画を進めていきましょう。
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まとめ
不動産相続で売却を検討している場合は、相場を自分で調べてから計画を進めていくと安心だということがわかりました。
相場を調べる方法としては、インターネットのサイトを使ったり、評価額を使ったりしますが、どちらも予想であるため、確実なものではないことに注意が必要です。
相場を知っておくと、売却するときに有利に進められるというメリットがあるので、まずは簡単にできる方法から試してみるのが良いでしょう。
注意点としてスケジュールや資金に余裕を持っておくこと、売り出し価格から下がってしまうことも想定しておくことです。
ぜひ上記の内容を参考に、不動産の売却を検討してみてはいかがでしょうか。
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