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無垢材を使う自然素材の家は静電気フリー!無垢材と静電気の関係とは?

カテゴリ:自然素材住宅

無垢材を使う自然素材の家は静電気フリー!無垢材と静電気の関係とは?

手でなにかモノに触れたときなどに、バチッ!と音がして痛みが走る静電気スパークに悩む人は少なくありません。
とくに冬には静電気が怖くて、除去グッズなどに頼っている方も多いようです。
お家のなかでも油断ならない静電気ですが、無垢材を使った使用素材の家なら静電気の発生を抑えられることをご存じですか?
今回の記事では、無垢材を使った自然素材住宅と静電気の関係について、詳しく紹介していきます。

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静電気が発生する仕組み

静電気が発生する仕組み

まずはそもそも静電気はなぜ起こるのか、無垢材を使用すると静電気の発生を抑えられる理由とあわせて解説します。

そもそも静電気はなぜ起こる?

静電気は、私たちの暮らしにとって身近な存在です。
衣類を脱いだり、車のドアを開けたり、エレベーターのボタンを押したりするときに、パチッ!と音がして痛みを感じる経験をしたことは、誰でもあるでしょう。
性別や年齢にかかわらず、多くの人が被害を受けて不快に感じるのが静電気です。
静電気は、その名の通り「電気」の一種です。
すべてのモノは、目に見えないプラスの電気を持った粒と、マイナスの電気を持った粒が集まってできています。
金属やプラスチック、繊維など、素材や構造はさまざまですが、すべてのモノが等しく2種類の電気を持っていて、それは人間も同じです。
通常はプラスの電気とマイナスの電気は同じ数だけあるので、バランスが取れています。
互いが打ち消しあっているので、専門的には「電気的に中性な状態にある」といいます。
この状態にあるときは、電気を帯びていないので、触ってもパチッとすることはありません。
しかし異なる2つのモノが接触や摩擦によって衝突すると、マイナスの電気が片方に移ってしまうことがあります。
こうしてバランスが崩れた状態が「静電気」で、専門的には「帯電している」といいます。
そして手がプラスに帯電しているときに、なにかマイナスに帯電したモノに近づくと、マイナスの電気がプラス側に戻ろうと移動します。
そのときに電流が流れて「放電」がおき、手に電気が流れ込んでくる「静電気スパーク」が発生することで痛みを感じてしまうのです。

自然素材の家に無垢材などの木を使用すると静電気の発生を抑えられる理由

自然素材の家に無垢材などの木を使用すると静電気の発生を抑えられる理由

静電気の仕組みがわかったところで、無垢材を使用することで静電気の発生を抑えられる仕組みを解説します。

木材は静電気を通しにくい
2つのモノが接触や摩擦によって帯電するときには、マイナスが移動してしまってプラスに帯電するモノと、マイナスが移動してきてマイナスに帯電するモノがあります。
プラスに帯電しやすいかマイナスに帯電しやすいかは、モノによって異なります。
そしてその移動速度も、速いモノと遅いモノがあり、静電気の通過速度が速いモノはバチッと激しい静電気スパークが起こることが特徴です。
金属は静電気をよく通すので、ドアノブや車のドアは瞬間的に電気が手に移動してきて激しい痛みを感じます。
対して木材もモノなので帯電はしますが、その速度はゆっくりです。
電気が流れる速度が遅いと、バチッと痛みを感じることはありません。
そのため無垢材を使った自然素材の家は、静電気で痛い思いをすることがほとんどないのです。

自然素材の家に木を使って静電気を抑えることで得られるメリット

自然素材の家に木を使って静電気を抑えることで得られるメリット

自然素材の家に木を使用して静電気を抑えることには、2つのメリットがあります。

●掃除が楽になる
●静電気のストレスが軽減される


順番に説明していきます。

掃除が楽になる

自然素材の家で無垢材を使用すると、掃除が楽になることが最初のメリットです。
無垢材は静電気が起こりにくいので、ホコリを吸着しにくいです。
家の中にあるホコリのほとんどは繊維や紙くずで、布製のソファや寝具、カーペットなどのファブリックなどから発生します。
人が座ったり触ったり、また風などによって空中に舞い上がることによって、ホコリが家具やモノ、床面に蓄積し、掃除が必要になります。
室内空間にはプラスやマイナスの静電気が発生するきっかけがあることも、室内空間にホコリが集まりやすい理由のひとつです。
プラスやマイナスの電気が生じるきっかけとしては、壁や床に使用されている素材も大きく影響します。
壁や床に静電気を発生しやすい合板やビニールクロスなどが使用されていると、ホコリは引きつけられていき、どんどんくっついて掃除しにくくなるのです。
しかし壁や床に自然素材であり静電気を発生しにくい無垢材が使用されていると、ホコリがくっつきにくくなります。
壁や床にくっつかないので、掃除がしやすくなるのです。

無垢材の調湿性も影響している
無垢材は室内に湿気の多いときには水分を吸い込み、乾燥しているときには水分を放出する調湿性があります。
そのため、無垢材のフローリングは水分含有量が高いことが特徴です。
木の表面に常に湿気があるので、積もったホコリは水分を吸って重くなります。
その結果ホコリが空気中を舞うことが少なくなることも、無垢材を部屋に使用するメリットです。

無垢材でも塗料によっては使用する静電気が起こる
自然素材の無垢材であっても、表面に塗装を施した場合には静電気が発生しやすくなることもあります。
無垢材そのままであれば、静電気は起こりにくいのですが、たとえば表面を保護しようとウレタンニスなどを塗ってしまうと、その性質はなくなります。
木の表面を塞いでしまうので調湿性もなくなってしまい、無垢材の良さは失われてしまうでしょう。
無垢材を木そのものの状態で使用するのでなければ、静電気が発生しないというメリットはなくなることがあるので注意するようにしてくださいね。
もしくは木の帯電性に影響を与えない、浸透性のオイル系塗料などを使用するのがおすすめです。

自然素材である木が放電してくれるので静電気ストレスが軽減される

自然素材である木が放電してくれることで、そもそも静電気のストレスが減ることもメリットです。
静電気を帯びやすい人は、冬になるとバチッ!と体に電気が走って常に不快な気分で過ごす人も少なくありません。
床にカーペットなどが敷かれていると、衣類と触れあったときに静電気が発生し、体にまとわりついてイライラすることもあるでしょう。
その点、静電気が起こりにくい木である無垢材を壁や床に使用していれば、静電気のわずらわしさを低減できます。
静電気を帯びやすい人は、無垢材を使った自然素材の家に住むことで悩みを解消できるかもしれません。

【番外編】自然素材の家で無垢材以外で静電気を抑えられる建材
自然素材の家で、無垢材以外で静電気を抑える建材はほかにもあります。
床材であれば、コルクタイルは無垢材と同様に帯電性がとても低い素材です。
コルクタイルもプラスの電気とマイナスの電気を持っているので、静電気を帯びないわけではありませんが、すぐに放出するので帯電しません。
コルクタイルは静電気を抑えるだけではなく、耐水性も高い素材です。
無垢材が苦手とする水回りなどに使用すれば、無垢材同様に静電気の発生を防ぎながらも水による染みや汚れを防げます。
居室部分は無垢材を使い、トイレや洗面所の床などにはコルクタイルを使うなど、使い分けるのもおすすめです。

まとめ

静電気が発生する原因と、自然素材の無垢材を使用すると静電気スパークを抑えられる理由、またそのメリットを紹介してきました。
無垢材は帯電しにくい性質があるので、ホコリを吸着しにくく掃除が楽になります。
なにより静電気スパークが起こる機会が激減するので、不快な静電気で悩む人には大きなメリットになるでしょう。
ただ、ウレタンニスなどを塗ってしまうとその効果はなくなってしまうので、注意するようにしてくださいね。

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