新築やリフォームの際、「壁紙を自然素材のものにしたい」とお考えの方はいませんか?
自然素材の壁紙の種類として代表的なのが塗壁ですが、一般的なビニールクロスに比べて大きなコストがかかります。
そんなときにおすすめなのが、自然素材を原料とし化学物質を含まない「エコクロス」です。
この記事では、「エコクロス」の特徴やメリットを詳しくお伝えします。
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弊社へのお問い合わせはこちら一般的に知られている自然素材の壁紙の種類は?
自然素材を使った壁紙の種類として、一般的に知られているのは「塗壁」ではないでしょうか?
塗壁とは下地のあと自然素材を何層にも塗って仕上げる壁のことで、左官職人が手作業で仕上げていきます。
耐久性に優れ職人の手仕事がうかがえる塗壁は、日本ならではの伝統的な仕上げ方です。
和室だけでなく、リビングや寝室などモダンな洋室にもマッチする塗壁は、ビニールクロスにはない魅力をたくさん持っています。
独特の風合いを楽しめる
塗壁は左官職人が手作業で仕上げていくので、まったく同じものはないといわれています。
技術力によってさまざまな表情に仕上がり、職人の個性が生かされた芸術品のような壁紙になるでしょう。
つなぎ目がない
一般的なビニールクロスはつなぎ目がありますが、塗壁はつなぎ目がない壁紙の種類です。
つなぎ目があるとそこから劣化してしまい、見た目や機能が損なわれてしまいます。
このように、塗壁は自然素材の代表格ともいえる壁紙です。
しかし大きなコストがかかるため、場合によっては予算オーバーになってしまうことも。
そんなときは、次にご紹介するエコクロスを検討してみてください。
自然素材の壁紙エコクロス!種類も豊富で化学物質の不安も解消
自然素材の壁紙として、ビニールクロスに代わって注目されているのが化学物質を含まない「エコクロス」です。
エコクロスは種類も多く、化学物質を心配する必要もありません。
では、エコクロスとはどのようなものなのか、概要やメリットを見ていきましょう。
エコクロスってどんな壁紙?
エコクロスはウッドチップや和紙、珪藻土、オレフィン樹脂、ケナフやコットンなどを使った壁紙です。
エコクロスの定義はメーカーによって異なりますが、一般的に以下のようなものをエコクロスと呼んでいます。
●天然素材が原料
●人の体に優しい
●地球や環境に配慮されている
住む人だけでなく、環境も配慮された自然素材のものがエコクロスに該当します。
エコクロスを導入するメリット
ではエコクロスを導入すると、どのようなメリットを得られるのでしょうか?
●健康的な生活を送れる
先述した通り、エコクロスの原料は自然素材です。
人の体にほぼ影響のない素材からできているので、健康的な生活を送れます。
ホルムアルデヒドといったアレルギー物質を吸着してくれ、シックハウス症候群の予防にもつながるでしょう。
シックハウス症候群とは新築物件などに発生する化学物質に体が反応し、目や喉の不具合を引き起こします。
「家の病気」とも呼ばれ、近年問題となっているのです。
エコクロスなら化学物質の心配も不要なので、家族みんなが健康的に暮らせますね。
環境にも優しい
エコクロスは焼却するとき、ダイオキシンという有毒ガスを発生しません。
ダイオキシンはものを焼却する際に自然に生成してしまう物質で、環境に影響を及ぼすのが特徴です。
そのため、人だけでなく環境にも優しいタイプといえます。
臭いが気にならない
一般的なビニールクロスには、独特の臭いがあります。
時間の経過とともに臭いは少しずつ薄れていきますが、ビニール特有の臭いが気になる方も意外に多いです。
エコクロスであれば臭いがないので、新築やリフォーム直後でも快適に暮らせます。
通気性も良好
自然素材からできているエコクロスは通気性に優れており、空気の浄化作用や湿度調整が期待できます。
結露やカビの発生をおさえてくれるのも、エコクロスの持つ魅力です。
塗壁などに比べるとリーズナブル
自然素材を代表するのが、珪藻土や漆喰などの塗壁です。
人や環境に優しく、心地よい空間作りに役立ちます。
しかし塗壁は左官仕上げでおこなうため、一般的なビニールクロスに比べて2倍以上の金額になることも。
金銭的に塗壁をあきらめた方でも、エコクロスならリーズナブルに自然素材の壁紙を採用できます。
自然素材でできた壁紙!エコクロスの種類は?
玉紙
和紙を原料とした玉紙は、昔ながらの日本家屋にピッタリの壁紙です。
和室に採用すれば落ち着いた雰囲気を演出してくれ、撥水機能があるのでキッチンや洗面所、トイレなどの水回りにも使用できます。
和紙壁紙のなかでは比較的安価なので、手軽に取り入れられるでしょう。
土佐和紙
高知県の伝統工芸品である、土佐和紙を使った種類です。
1000年以上の歴史を持ち、独特の風合いや肌触りが魅力として、現在も多くの住宅で採用されています。
この土佐和紙は、化学物質を含まない100%自然素材です。
日本の伝統を体感しつつ健康的に暮らしたい方は、ぜひ土佐和紙の壁紙を検討してみてください。
オガファーザー
耐久性に優れているのが、オガファーザーという壁紙です。
ドイツで誕生した自然素材の壁紙で、再生紙と木材でできています。
ドイツの住宅では一般的な壁紙として使用され、リーズナブルな価格で自然素材を取り入れたい方に人気です。
調湿作用で部屋のなかの湿度をコントロールし、カビの発生もおさえてくれます。
上から何度もメンテナンス(塗り重ね)が可能なので、導入後は張り替えも不要です。
オレフィンクロス
オレフィンクロスも、エコクロスを代表するタイプです。
オレフィン樹脂を原料としたものでで、焼却時に有毒ガスを発生させません。
実は自宅でよく使うラップや、スーパーやコンビニエンスストアでもらうビニール袋にも、このオレフィン樹脂が使用されています。
ラップやビニール袋も焼却時に有毒ガスが発生しないので、可燃ごみに分類されるのが一般的です。
またオレフィンクロスは、塩化ビニルでつくられたビニールクロスに似ています。
そのため日常のお手入れも、ビニールクロスと同じように行えばOKです。
自然素材を求めつつ、お手入れが楽なタイプを希望する方にピッタリですね。
ケナフクロス
ハイビスカスの仲間であるケナフを原料としたケナフクロスは、木に近い性質を持った種類です。
非木材のパルプという素材を使用するため木を伐採しなくても製造でき、廃棄する際は土に埋めると自然に還るという特徴を持っています。
木が原料のためほかのエコクロスに比べて固く、汚れや下地のデコボコが目立つのがデメリットです。
しかし最近は防汚加工がされた種類も増え、導入しやすくなっています。
ケナフクロスは環境保護にも貢献できる、今注目されている自然素材です。
コットンクロス
コットンクロスは、綿を原料とした壁紙の種類です。
オーガニックコットンが使われているため、クロスの表面に繊維が見られます。
コットンの持つ柔らかさや、布の優しい肌触りがあるので、お子さまがいる家庭にもおすすめです。
まとめ
この記事では自然素材の壁紙をテーマに、「エコクロス」とはどのようなものなのか、種類やメリットをお伝えしました。
自然素材の壁紙は種類も多く、お手頃な価格で健康的な生活がかないます。
新築やリフォーム時は、人にも環境にも優しいエコクロスをぜひ導入してみてください。
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